夏休みの受験勉強

 この時期はホント失敗しました。受験直前まで、もし落ちたら夏がいけなかった‥って断言できる、と思ってました。では何がいけなかったのかというと。。

 英語を意図的に1分もやらなかった!!どういう理由でかというと、人間は一つのものに取り組むには時間がかかる。つまり、「英語を読んだ後に頭を数学に切り替えるのに20分くらいかかる」とか、そんな理論を勝手に立てて英語をやらなかった。ていうか、英語がつまらないからやりたくないって云う理由を勝手につけていただけだけど… そんな時間より、英語を長く読まないでいるブランクを作ってしまうことの方が、明らかに失うものがでかいです。

 アホとしか言いようがありません。何をやっていたかというと、物理&数学ばっか。あと、有機化学を始めてました。有機化学も全然進まなくて、夏が終わっても芳香族の知識も曖昧って言う状態で、糖類、高分子などはまったく理解してませんし、理論分野などもっとダメでした。そういえば、先生に言われた事だけど、「夏休みにやった成果は夏には出ないぞ。秋くらい、遅いやつは冬くらいにその効果が現れるんだ。」って。

数学

 学コンは毎月やっていました。夏前に出した学コンで大数に名前が載って、かなり喜んだ気がします!SEGのテキストは、東大の図形問題を中心とした問題集。別に、図形を分けてやる必要もないと思うんだけど。もう一つは、東大等の中でも特に難しい問題を集めたもの。これは、何回か復習しましたけど、かーなり力がつきました。多分、難しいって言っても、特殊な発想を必要としているわけではなく、いつもやってることを駆使すれば糸口は必ずあるっていう姿勢を学んだからなんだと思った。

 数学を決める論証力は読み流すだけで十分。部屋割り論法とか、出たら使ってみたかったけど、出なかった。

英語

 やらなかった。この時期に読むと読まないとでは秋からの伸びが違う(んだと思います)

国語

 やらなかったが、これは、多分あまり痛手になっていないはず。

物理

 SEGでは電磁気の演習をやったんですが、ほぼ理解できず、難問題の系統とその解き方物理(通称難系)をやりました。どういう風にやったかというと、難系は解説が丁寧なんで、解かずに問題→解説というふうに読みまくるって方法。分野は専ら電磁気です。難系の電磁気の分野はかなり良かった気がします。もちろん、一般的な使い方、例題のみ解く!ってのをやってた。いや、解いてはいないんだけどね。夏だけで3回くらい見たと思う。

化学

 初めから新研究なんか使わなきゃ良かった。後にやることになる、"有機化学演習"が基本の定着に役立ったと思います。

 教訓

いきなりレベルの高すぎるものに手を出しても時間がかかるだけだ。レベルは自分に対してそこそこ高いくらいがちょうど良い。

使った参考書

 夏の平均勉強時間は、10時間。朝、SEGの自習室に行って、自習or授業なりのあと、Z会の自習室に行き、10時前には帰るって感じだった。夏は、暑くなかなかはかどらないから涼しいトコ行った方がイイと思う。僕の部屋は冷暖房ないから、夏は暑くて家じゃ勉強なんて出来たもんじゃなかった。。

 夏は東大模試を2つ受けました。

第1回東大入試実戦

点数

科目 得点 偏差値 順位
英語 51 47.6 3497 / 6100
数学 20 44.9 3976 / 6195
国語 27 52.4 2341 / 6143
物理 18 55.9 1092 / 4839
化学 6 46.8 4639 / 6055
3教科 98 46.8 3640 / 6020
4教科 122 46.7 3628 / 5998

順位と判定

科類 判定 順位
理科一類 E 2589 / 総志望
理科二類 E 2051 / 総志望

 まず、思うこと。東大の壁は高いなぁ‥科目ごとに見ると、数学と化学がどうしようもない。得意の物理も、東大志望者の中では通用しないんだろうか?何を武器に戦えばよいのだ?

第1回東大即応オープン

点数

科目 得点 偏差値 順位
英語 50 51.5 2106 / 5295
数学 35 52.9 1819 / 5364
国語 25 42.2 4101 / 5340
物理 29 64.9 358 / 4244
化学 5 44.0 3370 / 5240
3教科 110 50.4 2556 / 5406
4教科 144 52.6 2035 / 5406

順位と判定

科類 判定 順位
理科一類 C 1101 / 3158
理科二類 C 539 / ***

 今回は、実戦よりはかなりいいと思った。でも、実戦とオープンはたった1週間しか空いていないから、本番で言うならば、調子しだいでは30点くらい変動する可能性があるともいえる。点数的に見て、数学と化学と物理を伸ばす必要がありそうだと思い、秋は理数を徹底的にやることを決めた。