Z会 を取っていない人もいると思いますので、簡単にZ会の仕組みについて説明します。
基本的には通信添削です。まず、予習号と問題が送られてきます。予習号でその分野についての知識を付け、実際に問題を解いてZ会に郵送すると、後日答案が返却されます。同時期に、復習号というものがついてくるので、それを使って知識を定着させる。というような流れの繰り返しになっています。
ここでは、ぼくが高3の時にやっていた Z会の通信添削 について書きたいと思います。主に、ぼくがどうやって使っていたかを書きます。あまり、規定通りの使い方はしていませんが、以下の使い方は、自分なりに一番あっていると思ってやっていた方法です。
Z会の添削は、丸バツをつけてくれるのは非常にありがたいですが、添削自体は旬報に書いてあることしか書いてくれません。この答えって正しいの?みたいなののチェックにしかならないということです。欠点は、提出してから返却されるまでの期間が長いということです。といっても、受験ギリギリに出した答案はものすごい速さで返ってきました。
まず、Z会から予習号と問題が送られてきます。この時点ではやりません。予習号ならやってもいいかもしれませんが、問題には手をつけないほうがいいと思います。そのうち、復習号がやってきます。これには問題の答えと詳しい解説が載っています。この時点で問題を解いてみます。問題を解くときはテストと思って真剣に悩んでみるのが大事です。そして、解き終わってすぐ記憶が鮮明なうちに自分で答え合わせをしてみます。きっと、そこでやったことは入試が終わるまで忘れないはずです。基本的に人間は、時間が空くとせっかく悩んだことを忘れてしまうのです。直後なら悩んだ分だけ定着します!そして、答えを見て復習し終わった答案はポストに投函すれば終了。返ってきた答案は、どんなもんか読み流すくらいでいいと思います。これじゃ、Z会やってる意味ない気がしますが、確かに意味ないかもしれません。しかし、即応コースの問題はよく出来ているし、とってないコースの問題も載ってますので、受験直前に解く問題がなくなってきた頃に解いてみてもいいかもしれません。以下、各コースごとの説明を書きます。
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各コースと内容、どう使っていたかを説明します。
これは、結局最後まであまり出せなかった。直前に、問題をやろうとしたら、かなり難易度が高かったので、旬報を読んで、問題と解答をいっしょに見ながら勉強した。今から思うと、英語にそこまで力をいれないのなら、もうひとつ下のコースの方が活用できたかな?と思う。どっちにしても、EJよりも難しい問題が並んでいたのは事実。
これは、東大の傾向に即した東大即応コースである。問題の形式は、東大に即してある。やはり、Z会の通信添削のシステムで一番問題だと思うのは、答案を提出してから返却されるまでの時間が長いことである。なので、解いた直後の、問題が鮮明に頭に残っているうちに復習売ることが出来ない。
ぼくは、直前期にやってない分を一気に解いた。旬報がある号の、問題を解いて答案を作成する→旬報を見て、自分の答案を自己採点してみる→答案提出 と、このように使ってた。こうすることは、問題で出てきたところはほぼ確実におさえられる。やはり、問題を必死に考えたとき、あたまのなかにはいろいろと自分なりに考えたことがあるはずだから、それのどこが正しくてどこが間違っていたかをきっちり勉強できる。時間が空くと、答案に書いたことは分かるけど、自分がどんな風に考えていたのかということは、なかなか覚えていないものである。てわけで、ぼくはこんな風にやりました。ちなみに、EJとか、試験本番の2週間前とかに出しても、ちゃんと試験前には返って来たので、たまったら、直前になっても、やって出してみるのが良いのではないでしょうか?解答を見ても、やはり英語は採点してもらわないとなかなか微妙なもんですからね。
専科の英作文のコースである。1ヶ月に1回。まず、例文が載ってて、問題と解答用紙がくっついてくる冊子が送られてくる。例文は、時間がなくて覚えられなかった。けれど、時間があるのなら、例文を全て覚えていたことだろうと思う。これも、EJと同じように、旬報が届いてから問題をやった。当然ながら、このやりかただと全ての答案が遅着になるけど、そんなことは問題じゃありません。英作文は、とにかく書いて書いて書くことが大事だと思うわけです。何回も書いていると、だんだんと頭の中で、英語の文章を書くことになれて、早く文を作ることが出来るようになります。っていっても、母語じゃないことばをやってるわけですから、たくさんの文章にあたることは、いろんなバリエーションの文章が書けるようになるわけで。なので、例文を覚えるって作業は、多分かなり効果があるんではないかと思います。
CAは8月までの化学の本科。このコースは、8月前にはあまり提出してなかったけど、直前にやってみたところ、そんなに難しくなかった。てわけで、これは早い時期にやるものなのだと思う。ぼくは、化学が苦手だったからっていうのもあるのですけど、それ以上に、これで初めて学ぶには少し説明が足りない気がします。既習の分野をこれで思い出すという感じならいいと思います。これをやったのは直前期で、思い出すという意味ではもちろんですけど、たまに面白い問題があるので、少し考えてみるのも良いかと。やり方は、やはりやった直後に旬報を見るというやり方でした。
CJは9月からの東大即応コース。本番同様、3問で構成されていて、理論、無機、有機という感じの出題。解答用紙は本番に似せて作ってあるが、罫線の色が黒なので、段をまたいで記述すると見にくい答案になってしまう。%p
このコースも、やはり旬報が来てから、本番のように、時間を計ってやってみた。慣れるためのようなもの。数少ない、添削してもらえる答案だから、丁寧に記述してみるのが良いと思います。
QCAは有機化学の専科。8月までは有機化学の各トピックを抑える。9月からは演習に入る。という感じのコース。6月くらいまでは時期通りに出せていたが、やがてためてしまった。これのみで有機化学を勉強するのは至難の業に思えます。有機化学演習とか、簡単めな参考書で一通りさらった後、これをやると定着するし、演習にもなると思います。有機は、かなりパターンが決まっているから、有機化学演習とQCAがあれば大体の問題に対応することが出来るはずです。
QCBは化学Ⅱの専科。化学Ⅱは主に高分子を覚えて、計算もあるという感じです。高分子や糖類などはなかなか覚えられなかったんですけど、QCBの解説はすごくシンプルに書いてある。
QEBは、繊維みたいな高分子のトコの解説が良かったです。化学の参考書はあまり見たことが無いけど、この解説のコーナーは、見た中で一番分かりやすかった。色々説明が載っているよりも、見て自分で覚えるほうがやりやすい人はいいと思います。
前者2つは本科。QLAは東大現代文の講座。で、やって思ったこと。国語は数をこなしてなれるような代物ではない。で、結局得意にならなかったというか、全く分からなかったので、何が良くて何がいけないのかわかりません。すみません、参考にならなくて。提出率も相当悪い。。つか、解いてないしな。
上に書いたように、旬報が来てから問題をやることは、ぼくにはかなり効果がありました。直前は、PJを全部時間測って解いてみました。あと、MAはとっても難しい問題がそろってるので、チャレンジしてみるのも良いかも?MJは、東大の過去問に即して作られているけれど、それなりに面白い問題もあった。けど、やはり数学は採点してもらわないと、自分じゃ正しいのかわからないっていう部分もあるので、あれは流し読みして、こんな問題にはこんな解法もあるのか。ってくらいな感じに読むのも良いかも?と思いました。
ぼく個人の意見としては、あれをきっちりと出していたら、提出から返却までの空いた時間がもったいない、ということです。なんでこうしようかと思ったかというと、SEGのテストゼミで、問題をすごく悩んだ後に解説を聞くと、あとで復習しなくても平気なくらい定着してるってことがきっかけです。集中して解けば解くほど定着率も上がる、というのは間違ってないと思います。
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参考書 のところでも書きましたが、合う合わないは人それぞれなので、試せるものはなるべく試してみて取捨選択するのが合格への近道です。無料で試せるのはありがたいですね。他にも無料で試せるものがあったら、試してみるのがオススメです。↓のリンクから、自分のカリキュラムにあったコースを選択して 資料請求 出来ます。