東大受験記(from38)はかなり昔に書いた文章ですが、今でもたくさんの人に読んで頂いていてありがたいです。僕は現在社会人として働いていますが、大人になっても勉強はとても大事で、むしろ学生の頃よりも勉強しているかもしれません。
知識が増え、当時知っておけば良かったと思うことも増えてきました。特に勉強に役立ちそうなことをアドバイスします。学生のあなたへの参考になれば嬉しいです。知らなかったことがあれば、間違いなく日々の生活や勉強の効率が上がります⤴
2ページに分かれています。
1. 全ての人が気を配るべき 集中力 と 睡眠 と 運動 について説明をします。(本ページ)
2. 学生生活にフォーカスして、 時間の使い方 と 勉強の方法 について説明します。(次ページ)
集中力には、既に科学的に説明されている事実があります🧠
ということです。
つまり、集中できる時間をいかに活用して勉強をするかが大事になってきます💡
基本的には、目が覚めてから脳を使うごとに集中力は減っていきます。目が覚めてから、スマホを触って、電車に乗り学校へ行き、先生の話を聞いて…という間に脳はどんどん疲れています。脳が疲れると集中力は減り、勉強の効率が落ちてしまうのです。
もちろん、集中力を授業に使いたいと思っているのであれば問題ありません。しかし、もし自習に集中力を使いたいのであれば、出来れば学校に行く前の脳が疲れていない時間帯に勉強を進めるのが効率的です✍🏻
このことは、試験に向かう時に参考書を読んで無駄に脳みそを使わない方が高い点数が期待できる、ということでもあります。
人間の集中力は、どんなに持続しても90分が限界と言われています。色々な説がありますが、30-60分くらいしか続かないと思っておいたほうが良いでしょう🤯
つまり、頑張って2時間机に向かい続けても、後半はあまり集中できていないことになります。自分では集中できていると思っていたけれど、思ったよりも集中出来ていなかった、という可能性が高いということです。
まだ集中できているな、と思っていたとしても 1時間に1回は水を飲んだり立ち上がって少し歩くなど、休憩を挟んだほうが結果が出ます。
どうしても、1分1秒を惜しんでしまいがちですが、逆に効率を下げてしまったら意味がないので、損して得とるの気持ちで休憩をしましょう🙂
睡眠はとても重要なので、この部分は特によく読んで下さい🛌
睡眠は、
という、とてもとても大事なものです。
学習した内容は、いつ脳に定着するのでしょうか?
それは、
結論から言うと、下記の2点です。
頑張ってたくさん勉強したいという方も多いと思いますが、なるべく睡眠をきちんと取ったほうが間違いなく成果があがります⤴
理由が気になる人もいると思うので、説明します☝🏻
ノンレム睡眠、レム睡眠、という単語を聞いたことがある方は多いと思います。ノンレム睡眠は深い睡眠、レム睡眠は浅い睡眠、と言われたりします。以前は、ノンレム(深い)睡眠を増やすことが大事で、レム(浅い)睡眠はそこまで大事ではない、と考えられていました。しかし、最近の研究ではレム睡眠こそ人間の脳にとっては重要だということが分かってきました🎓
レム睡眠中は脳が活発に動いていて、この期間に記憶の定着が行われるのです✍🏻
逆に言うと、レム睡眠が足りないと記憶の定着が行われません。せっかく勉強したことが定着せずに消えてしまうのです。
では、どのようにすればレム睡眠を十分に取れるのでしょうか?
睡眠中はノンレム睡眠とレム睡眠を繰り返します。寝始めの頃はノンレム睡眠が多く、段々とレム睡眠が増えていきます。つまり、睡眠時間が短いと、ノンレム睡眠は取れたけどレム睡眠が十分に取れないことになります。これが、8時間の睡眠を取る必要がある理由です。
これは注目すべき点です。
睡眠時間を削ってまで頑張りすぎてしまうと、頑張らずに寝たほうが成績があがるということさえあるのですから。
眠いなと思ったら、無理せずにゆっくり寝て次の日にやればよいのです。
ここまで読んで、徹夜がいかに無駄なことか想像できますね😱
そうは言っても、「明日の中間テスト範囲が全然終わっていないから徹夜して勉強しなきゃ!」こんな場面は誰にでも経験があるはずです。
その時、あなたはどう考えますか?
最も大事な目標はなんですか?「明日の中間テスト」でしょうか?それとも、「大学入試」でしょうか? 冷静に考えれば、「明日の中間テスト」 << 「大学入試」なはずです。
つまり、今日徹夜してまで頑張って勉強しても、その内容はほとんど忘れてしまうわけですから、そんな無駄なことはやめるべきなのです。明日のテストはきっと散々ですが、無計画だった自分を反省するいい機会と割り切って寝ましょう。一旦忘れて、将来の大学入試のために勉強しているんだ、と考えることが大事です✍🏻
徹夜で目先の不安を取り除くのは気持ちが良いことですが、本当に大事なことを考えましょう。
これは大学入試に限らず、大学に入っても大人になっても同じことです。
「勉強の話なのに、いきなり運動?🤔」となるかもしれません。
僕は中高大とずっと運動部で、週6日とか運動をしていたのであまり気づかなかったのですが、運動は勉強にも大事です⛹🏻♂️
これは単純な話で、運動をすると体力が上がるので、疲れにくい体という武器を手に入れることが出来るからです。
他にも、適度な運動は睡眠の質を上げたり、脳を活性化させたり、などもあるのですが、僕の考えでは体力の向上に尽きると思います⤴
8時間の勉強が終わった直後のことを想像してみて下さい。
どちらが勉強はかどったかは明白ですよね。
僕は部活オススメ派ですが、運動は好き嫌いがあるので、嫌いな人は無理に部活など入る必要はないです。また、激しい運動をする必要もありません。少し徒歩の時間を増やしてみるとか、近所をジョギングしてみるとか、そのくらいで十分だと思います🏃🏻♂️ もし調子が良くなってきたら増やせばいいだけですから。
おさらいをします。
後半では、勉強に具体的に落とし込んだアドバイスです。