東大2次試験1日目・2/25の様子

 朝、門が開くのは8:20だったので、その位の時間につくように、家を7:40過ぎに出る。すると、最寄り駅で偶然にも理2を受ける友達と遭遇。色々話しているうちに東大に到着。僕が受験したのは医学部2号館で、裏から入ると近そうだったので、薬学角臨時ゲートという所から入る。下見をしておいたので、焦ることもなく東大構内へ。何でこっちはこんなに空いているのだろう?と思いつつも医学部2号館に到着。下見の時には建物の中には入れなかったので、建物に入ると東大!って感じの趣深い雰囲気に包まれる。で、確か3回だよなーと思っていると、階段に試験場↑と書いてあるので、階段を上って3階へ。すると、すでに何人かが階段上った辺りのところにいる。みんな参考書とか見るために、中に入らずここにいるんだな。と思って、僕も参考書を見ていた。何を見たのか覚えてないほど緊張していた。とりあえず、周りの雰囲気がピリピリしていた。といってるうちに、教室の扉が開く。あ、みんな参考書見たくて入ってなかったんじゃなくて、教室が開いてなかったのか。で、受験票を見せて教室に入るとビックリ!教室は、傾斜角30度くらいの階段上にいすが並んでるような教室だった。よく、漫画とかに出てくるような大学の教室だ。あぁ、やっぱ大学て違うな。と思いつつ自分の席を探す。模試の時みたいに親切に黒板に座席が書いてあったりはしないので、机の上に貼ってある受験番号が記載されたシールを頼りに自分の席を探さなければいけない。すでに座ってる席のシールを見るときに、その席の人と目が合うと非常に気まずい。その教室のつくりがそんな特殊なつくりだからか、席は2列おきで、教室内はみんな座ってもだいぶがらんとしていた。長い机の真ん中6席くらいは誰も座っていないわけだし。試験が始まるまで、教室内では参考書とかは見れないはずだった(少なくとも受験心得では)。けど、試験官は「試験始まるまで、退屈でしょうから、参考書でも見ててください。」といっていた(笑)。さすがに、その頃は緊張して参考書なんて見る気になれなかったので、僕は見なかった。よく、直前に参考書を見ていて知らないトコがあると焦るって云うけど、そもそもそんな知らない部分を残してるような参考書は試験会場にもってこないだろ。なんて思ってると、問題配るから、荷物はしまってくださいといわれる。

 国語の問題が配られる。解答用紙は代ゼミとほとんど同じだった。試験開始。まずは漢文から解き始める。模試のペースだと、ここは15~20分で終わらせるのが目安。文章前半は簡単なのに、後半の良くわかんないトコに設問が集中してる。あまり自信はないながらも23分くらいで終わらせる。続いて古文へ、はじめのほうは読みやすい。なんて思ってたら、最後まですんなり読み終えた。なんて簡単な文章なんだ!設問も簡単なことしか聞いてないし。でも、簡単なので取りこぼすわけには行かないので、時間をかけて丁寧に20分くらいで終わらせる。残りは60分弱で現代文。模試のときは60分以上はあることが多かったのでちょっと焦るが、焦りは禁物と思い、ゆっくり文章を読み始める。なんか、東大っぽくない文章だな、と思いつつも解き始めるが、3番が良く分からないし、120字作文もまとまらず、120字作文はひどい文章になってしまった。内容はいいにしても、あまりの文章力のなさに困った。現代文は全然出来なかったと思う。でも、模試でもこりゃ0点だと思っても、15点くらいはもらえていたし、今回は12点と予想する。古典は、解答速報見た感じ漢文が結構できていたため、合計28点と予想。で、国語は40点ってことにしておく。今年は国語は簡単だったため、平均は50近くいったかもしれないが、この点数ならとりあえず大幅に差をつけられたなんてことないだろうから安心。昼は学校の友達といっしょに食べる。やたら休み時間は長くて、かなりしゃべりこんでしまった気がする。

 続いて数学。これまた代ゼミと同じ解答用紙だなとおもいつつ、心を落ち着ける。そして試合開始!まずは、問題を開くといきなり6番の問題が目に入る。「円周率が3.05より大きいことを証明せよ」なんじゃこりゃ、めっちゃ簡単じゃん。と思うが、予定通り1番から解く。見た瞬間に解法が思いつく系の問題なので、下書きはせずそのまま書き始める。まず、bが求まり、aとcの関係式は出るので、結局aの地域を求める問題。場合わけが多くて混乱する。ここで問題が発生。aが取りうる実数が存在しない!どこ間違えたん?と思っていると、場合分けした値と答案に書いた値の不等号の向きが逆。そりゃ、ないでしょうよ。で、改め答えを出す。しかし、予想外に時間を食ってしまい、焦る。焦りは禁物と思いつつ、さっきチラッと見た6番に逃げる。こんな問題にこんな広いスペース必要ないだろ。と思いつつ、いちおうせっかくあるのだし、と右のスペースに結論の1行を書く!この問題は10分くらいで終わり、この時点で50分を回るちょっと前くらい。ここで、もし1番みたいなことがおこったら大変だと思い直し、2~5の問題を一通り眺める。5番が結構簡単そうだと思い、5番をやる。すると、思ったとおりで手が止まることはなく解ききる。最後の方の計算が煩雑で、書くのに時間がかかったりしたが、この問題は20分くらいでおわる。ここまでで焼く70分を過ぎたくらい。他はどれも同じように見えたので、2番に移る。2番(1)では、求めろ。っつってんだから、求まるわけだよね?って思って計算をすすめる。やたらめんどくさい計算。だが、角度が求まる形にならない。途中で、25:24:5っていう3角形をあらわすような複素数とか出てきて、これか?と思っちゃったりもしたけど、何回かの計算の後、無事π/4っていう綺麗な値が出る。すると、Pがある円周上に載ってるっていうことになり、確かにこれなら(2)を作った理由も納得できると勝手に思い、(1)を正解だってことにして(2)を図形的に解ききる。意外とすんなり出たので、まぁこんなものかって感じで3番に移る。この頃は時計など全く見ずに問題に集中していたため、どこを何分で切り抜けたかは覚えてない。3番(1)一つ不明な角が出るが、θであらわせって書いてあるし、ここは絶対θになるはずだ!と思い、分からない角がθとなるように補助円を書いてみると、確かにθとなっていて、正解を得る。(2)は、ただの積分だけど、すごくめんどくさい置換積分をさせられる。うまい置換もあるのかと思ったが、うまい置換ってのはすぐ思いついてこそ意味があるので、そのままゴリゴリ計算する。答えはとりあえず正の数だし、まいっかと思い完了。ま、そんなもんさ。ここで、僕はまだあと2問残っているものだと思っていた。で、時計と問題を見ると、30分残ってて、1問しか残ってないことに気づく。あれ!もう5完してる!それに気づいてから、手が震え出して、落ち着け落ち着けと自分に言い聞かせる。4番の問題を見てみる。すると、よく行列のn乗とか求める時の最小多項式とかの話か?っておもったけど、小問がたくさんあるので、誘導に乗ろうと試みる。(1)の前半は計算するだけ、解と係数の関係を使うってコトを気づかせるヒントかな?って思ったら、(1)の後半が分からない。しょーがないと思って、(2)へ進む。β^3って、ただ計算して評価するだけか?今年の東大は、6番といい、評価させるのが好きだな。と思いつつ、βを求める。が!ここで大失態を犯す。ナント、%b 解の公式を間違えた。で、間違ってるのも気づかずに答えを出す。不幸なことに、この問題は評価するだけなので、解の公式間違っても答えは出てしまう。しかも、こういう間違えって見直しても全然気づかないんだよね。で、(3)にいくが、こんなのどうやっ求めるのだ!ってしばらく考えてぐちゃぐちゃやってると、(1)の後半の式を自分で書いてることに気づく。で、それを答案に書いて(3)を考える。α^2003をもとるのは簡単だけど、1の位なんて…とかいってるうちに残りが10分を切ったので、他の問題の見直しに入る。特に変なトコは発見できず、再び4番に戻るがそのまま終了。とりあえず、易化してても5完してれば平気だろとおもいつつ、満足して答案回収を待つ。回収し終わってから、退室で切るまでにすごく時間がかかるのだ。で、10分くらいぼけーっとして退室。外に出た瞬間、すごく喜んでる人はいる。友達同士で話してて、なにやら6完したらしい。でも、その隣の人は明らかに出来ていない様子だったので、今年は難しかったのか簡単だったのかは全く分からない。予備校の評価だと去年並み。でも、去年並みでもとりあえずほっとする。で、予想は数学100点てことで。その夜は、数学が出来て興奮してたので、折角9:30に布団に入ったのに寝たのは11時過ぎだったと思う‥布団の中で、明日理科で90点とったら英語30点くらいでいいんだ。とか考えてるうちに寝たと思う。

東大2次試験2日目・2/26の様子

 今日は理科と英語。今日は理科にかかっている。とりあえず、最低でも70点は取らないといけない。朝は誰とも会うことなく試験会場へ。結構緊張しながら試験開始。いつも通り、物理から解き始める。演習して思ったことだけど、力学が出来た回は全体的にいい。ってこと。まぁ、出だしが肝心ってコトだろうか。パッと図を見るけど、普通の問題そうだ。やたら丁寧な説明を書き、難なく25分で解き終わる。よし、これは出来てるだろう、とおもい2番へ。2番もたいしたことのない問題、これまた丁寧に説明を書き25分で終わる。かなり順調じゃない?と思い、3番へ。今年は波動だったか、と思い問題を解くが、途中の問題で勘違いをし、初めから見直す羽目に。そんな時間もかからず修正できたが、図を書く問題でどこまで丁寧に書けばいいのか分からず、困る。いちおう式は出せる形だけど、明らかに大変追うと思い、途中まで計算して図を書いて逃げる。けど、解答速報見たら違ってた。結局これも25分で終わり、物理が終わったトコで77分だった。その後化学の有機に移る。なんか、問題の形式がいつもと違うな?と思いつつ、そんなたいした問題ではないので、20分で終わる。でも、あんまり自信はない。そのまま無機へ。なんとも自信のないまま、25分くらいかけて終わらせる。なんか、今回はやばいんでは?と思いつつ、1番へ。なんだ、この図は。地学か?と思ったけど、そんなはずはないので解き始める。前半はただ計算するだけだが、対数グラフなるものは分かったのに、目盛りを逆から読んでしまい、KO.後半は、昔同じ問題をやったことがあったのに同じ風に間違えてしまう。そんなことしてるうちに終了。結局、物理は1問間違いだったから、56点と予想する。化学は、7+5+12くらいと見て、24点と予想。合計すると、理科は80点の予想。物理は、かなり易化したと思う。とりあえず、最低目標の70点をなんとかクリア!ここまで来て、午後は英語で失敗しても平気ってくらいリラックスできた。

 昼は一人で食べてそのまま英語の試験へ。予定では、4(A)→4(B)→5→3→2→1(A)→1(B)である。4(B)を一番にやるのは、なんとなく和訳が好きだからっていう理由で。別に得意なわけではないけど。。今年は4(B)は易しかった。多分二つ○、もう一つも○が来たと思う。でも、整除作文だった4(A)は2つしか合ってなかった。ま、いつも文法は半分も取れないし、別にたいしたことはない。続いて5番へ。文章を読みながら問題を解いていく、もちろん分からないところは飛ばしつつ。文章はあんましわかんなかったけど、なんとか終えてこのとき32分くらいだった。そして、2(A)に入る。あんまり深く考えず、温暖化についてさらりと書こうとするが、下書きして清書してる途中で38分を過ぎたので、リスニング問題を読み始める。そしてリスニング開始。やたら長い上に、あんまよく分かんない。とりあえず、リスニングはほとんど記号なので埋めることは出来る。でも、かなり出来なかったと思った。で、リスニングが何故か35分くらいあったので、いつもと違う時間配分になり少し焦る。でも、いつも英語は時間が余っていたし、平気だろうと思い、2(A)を仕上げる。これは、多分○がもらえるんじゃないかと思った。でも、2(B)は難しかった。争うっていう単語をdefeatと思って書いちゃったけど、無難にまとめた。まぁ、半分くらいの点数は来たと思う。で、その後、残す1番へ。1(A)は要約が復活している。で、文章は易しく、展開も容易に理解でき、これならまとめられると思った。しかし、日本語能力がないため、文章にしてもなかなか日本語になってくれない。これは、接続詞や形容詞を入れすぎたためだと分かった。結局、入れるべきことは入ってるもののちょっと不自然な日本語になってしまったため、ちょっと減点されてると思うけど、そんな痛手にはなってないはず。1(B)は初めからどーせ出来ないと思っていた通り、1つしか合ってなかった。そんな感じで、残り3分くらいになったので、英作文を見直し、文法ミスがないことを確認し終了。例によって回収の後長い待ち時間があるが、今回は入学要綱が配られたため、みんなバリバリとそれを開けてみるが、たいしたことなかったのでみんなかばんにしまい暇そうにしていた。で、退室後は友達と合流して何故か御茶ノ水まで歩き、マックでしばらく話した後、まぜか水道橋まで歩き、三田線できたく。解答速報による自己採点だと、1(A)△、1(B)1問だけ○、2(A)○、2(B)△、3・15/19、4(A)2/5、4(B)多分3つ○、5・9/12。悪いと思っていたが、自己採点をしてみると、過去最高の出来であったことが判明!配点を1番20点、2番25点、3番30点、4番20点、5番25点と見積もると、1番8点、2番18点、3番22点、4番12点、5番18点で、78点。まぁ、75点はいってるはずだ。終わってちょっと見た感じでは、間違えばっかに目が行っていたけど、正解の方がちょっと多いだけでも70点なわけだし、まぁこんなもんだね。きっと、終わった直後は1個の間違いがとてつもなく大きく感じられるんだと思った、精神的に気が気じゃないからね。

 てわけで、自己採点による点数は結局、国語40点、数学100点、理科80点、英語75点で295点。こんな点数取ったけど、きちんと自己採点したのは発表の後で、それまでは、出来たけど、どうだろう??って感じで、気が気じゃなかったです。さすがに、後期の勉強なんて全然出来なかったし、だからといって、勉強しないわけにも行かず、とりあえず机に向かってた(だけだけど)。3/10に発表を見て、何とか理2生になれ、僕の受験生活は幕を閉じたのでした。

番外編 東大入試プレ(後期)

点数

科目 得点 偏差値 順位
数学 112 51.4 59 / 141
総合科目1 46 45.8 471 / 696
総合科目2 68 69.2 18 / 460

判定

科類 判定 順位
理科一類 E 233 / 456

 なんで数学で受けたかというと?それはやる気がなかったせいでは・・教室は欠席ばっかで、全然やる気が出なかった。はじめは得意の物理を解くつもりでいたけど、魔が差して開始してから数学の解答用紙に名前を書き数学を開始。総合科目1では、自信のあった問題で24点満点中、なんと1点だった!で、さっぱり意味不明だった問題はさらっと逃げた感じなのに21点中17点だった!総合科目2は計算ドリル演習みたいな問題で、同じような微分方程式を何度も解かされて、The End.確か、理3のトップの人がC判定だったような気がする模試でした。。