アルバニアという国
アルバニア (Albania) は、東ヨーロッパに位置する国です。以前訪れた時、色々と変わった国だったのでご紹介します。
アルバニア
場所
- アルバニアは東ヨーロッパにある国です。
- 海を挟んでイタリア、陸続きで、モンテネグロ、コソボ、マケドニア、ギリシアとつながっています。
言語
- アルバニア語が母国語です。
- イタリア語を話す人が多少います。
- 英語を話す人が極端に少ないです。
鎖国
1978年から1990年代までほぼ鎖国状態だったようです😮
外部から、アルバニア国内の様子が全く分からなかったとのこと。
このため、近隣諸国とは雰囲気がどことなく違います。
現代に鎖国するなんて、どんな国だろう?と興味が出たのがアルバニアに行ったきっかけです👌🏻
ねずみ講 (ポンジスキーム)
鎖国状態の後期、東ヨーロッパではユーゴスラビア紛争が起きました😢
この時、集めた資金で武器を仕入れ、紛争当事者に売るという投資が流行しました。
これはポンジスキームなのですが、鎖国により情報に乏しいアルバニア半分がはまり、なんと国民資産の1/3が失われたようです😱
どうやら、実際に武器の販売は行われていた様子で、政府関係者も投資をしていたとか。しかし、破綻直前に資金を引き上げた政府関係者もいて、暴動に拍車をかけたようです。国民からしたら、政府のお墨付きという感じだったでしょうから、当然ですね。他の国でも同じ結果になってそう。
首都ティラナ
英語が通じない人が多い
ヨーロッパだからと英語が通じると思って行くと、ほとんど通じずびっくりしました。若い人は比較的英語を話しますが、それでも少数派な印象です🗣
隣国のマケドニア、モンテネグロでは英語で困ることがないので、かなり様子が違います。
イタリア人と知り合ったのですが、アルバニアではイタリアのラジオが聞こえるようで、イタリア語が割と通じる、と思って来たが全く通じない。と言っていました。
日本を訪れた外国人の気持ちが分かります。英語出来なくても、何か聞かれたら親切に答えてあげるようにしたいですね😌
行った日に市民広場がオープンした
市民広場って日本だと馴染みがないですが、ヨーロッパの街に行けばほぼ必ずあります。名前から想像されるどおりと同じと思って大丈夫です。町の中心部にある、ただの広場です。憩いの場というか待ち合わせ場所というか公園というか、そんな感じのものです。
そんな大事な場所が、なぜか2017年にオープンしたようです。街の中心なのに。
偶然にも、行ったその日がオープニングセレモニーでした。オープニングセレモニーは盛り上がってました🎊
飲食店が極端に少ない
首都なのに、レストランを探すのに苦労しました😬
どうやら飲食店区画みたいなところに行かないとレストランはないようで、ランダムに歩いてレストランにたどり着くのは結構難しいです。イギリスぽいですね。
初日、頑張ってたどり着いたレストランは、Taiwan というイタリアンレストランでした🤔 謎すぎ。ちなみに味は普通でした。
イタリアに近いだけあって、イタリアンレストランの割合が多かった気がします。アルバニア料理店が見つからなかった…。
カフェのメニューが極端に少ない
イタリアの向かいなので、カフェは多いです☕️
しかし、なぜかメニューが極端に少ないです。
お店に行くと、メニューなんてないよ。エスプレッソとカプチーノどっちにする?とかそのくらい。夜はビールとコーヒーどっち?という感じ。
そういうお店が多かったので、そういう文化なのかもしれない。もしくは、メニュー増やしてコスト高で値段を上げると淘汰されるとか😶
イタリア人、セガフレード・ザネッティ・エスプレッソ来たのにクロワッサンが無いなんてって言ってました😅
夜にカフェに行くと、みんなサッカーをTV観戦しています。かなりの人数がいます。でも食べ物はなくて、みんなビールのみを片手にというスタイル。
大きな公園があるが人工湖
町の中に大きな公園があります。中にかなり大きな湖があるんですが、人工湖でした。
公園内に筋トレ器具がたくさんあって、ムキムキな若者がめっちゃめちゃ筋トレしてます。
旅行で行くなら
首都ティラナ
ティラナは恐らく1日くらい観光すれば十分かなと思います。
僕のようにノープランな人でも、観光目的なら多少下調べするのが良いかも🙄
英語が話せなくても、みんなフレンドリーに接してくれます。ローカルのお店で、向こうからしたらアルバニア語分からなくてめんどくさい客かもしれないですが、親切にしてくれる人が多かったです。
物価は安いです。コーヒー200円、ディナー1000円、という程度です。2L のペットボトルのビールが250円弱で買えます。日本人感覚だと、ペットボトルでビール?と思いますが、ヨーロッパだと安ビールはこんな感じです。ちなみに安ビールはマズいことが多いです😐
(1 Lek ≒ 1 JPY)
郊外
東ヨーロッパは全体的にとても自然豊かです。 アルバニアもインターネットで見た感じ、郊外の町へ行ったり、山へ行くと良いかもしれないです🏔 (僕は行ってないので書けませんが)
ただ英語が通じにくいところもあると思うので、注意です。観光客を相手にする場所は大丈夫だと思いますが👌🏻
住むなら
税金と社会保険料が安かったが今は違うかも
会ったイタリア人は、イタリアの税金と社会保険料が高すぎてアルバニアへの移住を検討していると言ってました💸
ただ、調べたところ確かに以前は所得税10%とかだったようですが2020年現在は23%で、消費税も20%になっているようで、特にそういうメリットはなさそうです。
まとめ
鎖国というのは独自の文化や雰囲気を築くものなんだなと感じました。日本もしていましたもんね。インターネットが発達したので、今後の世界で鎖国状態を作るのはほぼ不可能だと思います。今でも鎖国のような国もありますが🙄
鎖国のせいでアルバニアは周辺と比べると相対的に貧しく、仕事があまりないようです。若者は、外国語を習得してEUの国で勉強したり働く人が多いそうです。
これは良いことのようにも見えるけど、本当は自国で働けたらいいのにな、と思う人が多いようです。アルバニアに限らずですが😢
個人的なおすすめ度としては、アルバニアに行くなら、東ヨーロッパ全体を回るついでくらいで良いと思います。東ヨーロッパ全体的にとても良いです。
英語が通じない国は結構怖いですが、日本へ旅行で来る外国人も同じ気持ちなんだろうなと思いました。繰り返しですが、日本で困ってる外国人に英語で話しかけられたら、怖がらず身振り手振りでも助けてあげたいですね。なんだかんだ、日本人は英語話さなかったとしても親切に対応してくれる人が多い評判のようです😃 (そうは感じない人もいるみたいですが)