7kg以下の荷物で国内や国外を回っていた時に得た知見です。
荷物が小さいと、色々メリットがあります。
- 移動が疲れない。
- LCC で荷物に対して追加料金払う必要がない。
- 飛行機降りた瞬間に空港を出られる。
- 常に全荷物を持ったまま行動できる。
等です。
目次
- 多分は不要
- メリノウール
- ベーキングパウダー
- 電源周り
1. 多分は不要
大原則は、100%使うもの以外は持っていかないということです。
旅行の荷物が大きくなる原因のほとんどは、もしかしたら必要になるかも?あったほうが便利かな?と思ってしまうことです。サファリや登山に行くならそうかもしれないが、普通の観光においては何でも現地調達出来る。と思っておけば問題ありません。
石鹸、洋服、充電ケーブル、コンタクトレンズ、スマートフォン、ラップトップPC… 何でも調達可能です。目的地のローカルの人が絶対使わないようなものはないかもしれませんが。なので、毎日使うものを最小限だけ持っていって、何か必要になったら現地調達すれば良いや、という気持ちで荷造りしましょう。
ちなみに、日本国外だと極端に見つからないものもあり、個人的に過去に困ったのが、洗顔用の泡立てネット(参考: 無印良品)でした。体を洗う用の大きいネットはよく見るんですが、大きすぎて少量のフォームを泡立てるのには向いてないです。日本に住んでいると特定用途に特化した商品がかなり多くて、一見便利なようで物を揃えすぎる罠にはまりがちなんですが、無くて困ったと感じたものは本当に必要なのかもしれません。
あと旅行し始めたときにタオルを持ち歩いてたんですが、タオルは不要という結論に至りました。ホステル等ではタオルないんですが、だいたい数百円で借りられます。ホテルやAirBnBは通常ついてます。万が一なかったとしても、短期用ならスーパーマーケット等で安いものを買えば良いのです。
タオルは頻繁に洗濯が必要で、さらに乾きづらいため部屋で毎日洗濯するのは大変です。持たないと決めて有料でも借りるという風にするのが良いと思います。タオルが無くて困ったことは無いです。コンパクトかつ速乾性のタオルもありますが、そこまでして持ち歩くほど必要なアイテムではないはず。
2.メリノウール
メリノウールとは?
ウールの一種ですが、防臭性に優れていて汚れにくい という、際立って旅に向いた特徴を持っています。メリノというのは羊の種類です。
長所は?
- 匂いがつきづらい
- 汚れにくい
- 肌触りが良い
- 静電気でバチバチしない
- 夏は涼しく冬は温かい
- 蒸れない
どれくらい汚れにくい?
どれくらい汚れにくく防臭性があるかというと、洗わずに1ヶ月下着を履き続けてもまだOKという人もいるくらいのレベルです。試してみたところ、1週間なら全然匂いがせず問題ないなという感想でした。Tシャツも同様に数日は全く匂いが付きません。
通常の肌着はたとえ短時間しか着なかったとしても、次の日に着たいとは決して思いませんが、メリノウールは全く臭わないので毎日洗濯しなくても問題ないです。(着たことない人に話すととても不衛生に聞こえるので、言わないことをオススメしますが😅)
2日以上はちょっと…
2日以上同じ肌着を着るなんて絶対いや、という人もたくさんいるはずですが、そういう人にもオススメです。防臭性に優れているということは、生乾きしづらいということでもあり、旅先での洗濯が容易になるからです。
夜に洗剤で手洗いして室内に干しておけば、次の日にはきれいな状態で着られます。ただし、速乾性があるわけではないので乾くのにかかる時間は普通の服と同じくらいです。
どこで買える?
僕は、Icebreaker (アイスブレイカー) というメーカーのTシャツと肌着しか使ったことないですが、今の所はかなり満足してます。もうちょっと安ければ嬉しいですが、値段の価値はあると思います。
日本国内だと GOLDWIN が販売しています。たまに旧製品が 30% オフとかで売られてることがあります。 https://www.goldwin.co.jp/icebreaker/
Amazon などで売られているのは定価より高い場合が多いので注意です。
3.ベーキングソーダ
メリノウールの話に関連するのですが、旅行中は服が限られているので、なるべく汗臭くなりたくないです。世の中にはデオドラント商品がたくさん売られていますが、実はベーキングソーダ(重曹)さえあれば十分なのです。
1回辺り小指の爪くらいの量で十分なので、本当に少量を小さいボトルに持ち運べば足ります。
また、値段も非常に安価で、どの国でもスーパーに行けば必ず売っています。100円も出せば1年間は使える分量が購入できるでしょう。
旅行中に限らず、夏場などデオドラントを使う機会があったら日常生活で試してみると良いかもしれません。あとは旅先で料理して鍋焦がしちゃた時とかにも使えるので便利です。
4. 電源周り
スマートフォン、ラップトップなど電源周りの荷物は割とかさばるものです。初期で付属しているアダプターやケーブルも良いですが、持ち運びにはあまり適していないかもしれません。
小型の充電器を使う
USB-C タイプの充電器を使っている場合、GaN (窒化ガリウム)採用の製品に変えると、大きな充電器を持ち運ぶ必要がなくなります。iPhone, Android, MacBook 等を使っている人にオススメです。
スマートフォンの場合、30Wのもので十分です。USB-C のケーブルは少し割高なので、ケーブルとセットになっている Anker の製品がオススメです。
MacBook Pro も、61Wの充電器があれば十分です。純正は85Wのアダプターですが、電源につないで使用している分には61Wで十分足ります。
変換アダプターは最低限に
ご存知のように、国によってコンセントの形は様々です。
よく全世界対応の変換アダプターが売っていて一見便利そうに見えますが、大きいのであまりオススメ出来ません。海外旅行初心者の頃持ってましたが捨てました。大きいと、
- 荷物になる
- 壁に固定しづらい
というデメリットがあります。
壁に固定しづらいというのは、見落としがちです。日本のコンセントは作りがしっかりしているので自然に抜け落ちることはほぼ無いですが、海外はユルユルのコンセントが割とあり、大きな変換アダプターだと自重で落ちてしまうケースがよくあります。
変換アダプターは、Cタイプのものを2個持っておけば基本十分だと考えています。
Cタイプは、実はBFタイプにも代用できます。
(BFタイプのコンセント)
BFタイプは、3本のうち長い1つの棒は繋がなくても使えます。コンセントの口を開けるための棒なので、電気を通さない細い棒を押し込みながらCタイプを挿入すればOKです。もしCタイプをそのまま差し込めればそのまま使えます。
最近の家電製品はほとんどが 100~240V に対応しているので、変圧器はほぼ不要と思って大丈夫ですが、100Vしか対応していない電気製品は不便なので事前に確認して旅行に持っていかないようにしましょう。
ちなみに、もしその国で使われているソケットの変換アダプターを持っていなかったとしても、現地のコンビニ等で数百円もあれば購入出来るので、もし必要になったらすぐ買えると考えておいて問題ないです。観光地や都市であれば、すぐ見つけられるでしょう。
ACアダプターのケーブルを変える
純正のACアダプターに付属のケーブルは、家やオフィスで使用することを想定した長いものがついていることが多いと思います。旅行では長いケーブルは不必要い長いケーブルは不要です。
また、純正ケーブルは太いものも多くかさばります。
MacBook のACアダプターなどでも、このタイプのケーブルに差し替えることが可能です。純正のケーブルは太く長いので、細く短いケーブルを買うと荷物がコンパクトにできます。
もう1つメリットがあります。変換アダプターのところにも書きましたが、重いACアダプターは壁に差し込んだときに重みで落ちてしまうことがあります。下記のような電源コードに差し替えることで、重い部分を机の上に置くことが出来てこの問題が解決できます。
現地で購入する場合の注意点
ケーブルや充電器は現地の電気屋さんへ行けば購入出来るので、必要以上に持ち運ばなくて大丈夫です。
ただ、有名ブランドの製品でない限りは、購入した瞬間もしくは購入する前に店頭で動作確認をさせてもらうことが必須です。日本は不良品を引く可能性がとても低いので気にしなくて問題ないですが、海外では不良品率が結構高いです。確認させてもらい、動かなかったら別のものを試させてもらうか、既に購入していたら返金してもらいましょう。日本だと失礼な気がしますが、多くの国では割と普通のようで、特に何も言われず確認させてくれます。
というわけで、荷物のサイズにこだわってみると、旅行がより気軽になるかもしれません😎