Homebrew
Homebrew は、パッケージ管理ツールです。
Mac では Homebrew でパッケージ管理をしてる人が多いと思います。
Linux は各ディストロのパッケージ管理 (apt, packman, yum 等) を使うのが簡単ですが、開発用マシンならば Homebrew も合わせて導入するのが便利でした。
インストール
Homebrew公式 にインストール方法が書いてあります。
macOS と同様にインストール出来ます。
/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
設定の調整
上記のインストールコマンドを実行すると、Homebrew がインストールされ、 ~/.profile
に設定が追記されて、そのまま使い始められます。
しかし、デフォルト状態だと Homebrew が設定する PATH が先頭の方に追加されます。
~/.linuxbrew/bin
と ~/.linuxbrew/sbin
が、PATHの先頭に追加されます。
Homebrew のみを使用していれば特に困ることはないのですが、Linux 標準のパッケージ管理ツールを使っていてオプショナルで Homebrew を使いたい場合、少し困ることがあるかもしれません。
Homebrew が依存関係のためにインストールするパッケージが、依存関係のためには必要だとしてもそれを直接使いたくないこともあるからです。
このため、Homebrew を優先したくないのであれば PATH の設定順序が意図通りになるように .zshrc
や .bashrc
などを調整しましょう。
パッケージのインストール
macOS の時と同様の手順でインストール出来ます。
brew install gh
手元で Ubuntnu 20.04 を使っていますが、 apt
では見つからなかった gh
や circleci
コマンドを brew で入れました。
ただし、macOS で brew でインストール出来るものが全て Linux でもインストール出来るというわけではありません。対応していないものもあります。
また、 brew cask
は Linux だと使えないみたいです。
というわけで、完全に macOS でインストールしていたものをそっくりそのまま入れられるわけではないですが、多くのパッケージが Linux にも対応しているようなので、パッケージ管理されていなくて管理が面倒と思っていたものが見つかるかもしれません😎
macOS ユーザが WSL2 で環境構築したという記事を以前に書いたので、そちらも良かったら御覧ください。
長らく macOS で開発していたユーザ目線で、Windows + WSL2 で開発環境を作る際に行ったことや感じたことのまとめです。同じものは使えないですが、多くのツールで代替が見つかり、環境構築は問題なく行えました👍