Tallinn を朝に出発して、バスでお隣の国ラトビアの首都リガへ向かう。ECOLINESというバス会社を使った。
昼下がりには到着。バスターミナルが旧市街の端っこ辺りにあるので、とりあえず旧市街の方へ進んで宿に荷物を置いた。旧市街入ってすぐの宿だった。RigaはTallinnよりも若干物価が安い気がした。
街を歩いていると花をよく見かける。
Rigaは、旧市街の横に大きな川が流れているのだけれども、旧市街の中にも小川が流れてる。川沿いで寝たり本読んだりしている人が多くてのどかだ。
川沿いにオペラ座があった。
オペラ座のすぐ前に、自由の記念碑が建ってる。初めは何なのかよく分からなかったけれど、後に博物館を見たら、自由の意味を知ることになる。
その博物館とは The KGB Building – The “Corner House” だ。ソ連時代の KGB に関する博物館だ。全てが監視されていた社会のことだ。当時を生きた人々は、自由がないなら生きている意味がないと、命の危険を犯しても建物を破壊したり徐々に自由を掴み取っていった。博物館へ行った時は、いくら自由ではないと言っても、何も変なこと言ったりしたりせずに暮らしていれば命の危険はそこまでないのに、と思った。しかし、歴史を見ても現在の世の中を見ても、自由な思想や言論が許されていない社会では突然危険な情勢に陥りがちなことは明らかである。今でも「自由」とは何なのか?はよく分からないが、思想と言論に関しての自由は、自由であるうちは大したことに思えないが、そうでなくなった時にとても大きな事になる。
ソ連は徐々に力が弱くなり解体するが、それまでは長い道のりだったはずだ。当時といってもそこまで昔の話でもない。現代の静かな監視は何を脅かしているのか、を考える必要があると思う。
Riga の写真が色々あったので貼っておく。