Rubyで受信メール解析

 Ruby1.9 は、mail でどうぞ -> Ruby1.9 でメール解析(変なヤバいもんログ内)

Tmailというライブラリを使うと、メールを解析して扱いやすくしてくれます。

Tmailのインストール

# gem install tmail

パース方法

ファイルからパースする

メールがファイルであるならば、Fileクラスのインスタンスを渡してTMailクラスのインスタンスを作る。

receive1.rb

#! /usr/bin/ruby -w
require 'rubygems'
require 'tmail'

file = File.open('mail.txt'){|f| f.read}
email = TMail::Mail.load(file)
p 'to: ', email.to
p 'from', email.from

TMail::Mail.load を使ってFileクラスのインスタンスを渡すとそれを解析してくれる。mail.txt で FromとToが以下のようになっていたとすると、それぞれが配列に入る。

From: [email protected]
To: [email protected]

$ ruby receive1.rb
"to: "
["[email protected]"]
"from: "
["[email protected]"]

標準入力からパースする

receive2.rb

#! /usr/bin/ruby -w
require 'rubygems'
require 'tmail'

email = TMail::Mail.parse(STDIN.read)
p 'to: ', email.to
p 'from', email.from
$ cat mai.txt|ruby receive2.rb
"to: "
["[email protected]"]
"from: "
["[email protected]"]

添付ファイルを取得する

tmailダウンロードするとサンプルがついているので、それにならう。

receive3.rb

#! /usr/bin/ruby
require 'rubygems'
require 'tmail'

def main
  mail = TMail::Mail.parse(STDIN.read)
  mail.to # To: を取得
  mail.from # From: を取得
  idx = 1 # 複数の添付ファイルがあった場合のファイル名にしてる
  mail.parts.each do |m|
    m.base64_decode
    File.open("#{idx}.#{ext(m)}", 'w') {|f|
      f.write m.body
    }
    idx += 1
  end
end

CTYPE_TO_EXT = {
  'image/jpeg' => 'jpg',
  'image/gif'  => 'gif',
  'image/png'  => 'png',
  'image/tiff' => 'tiff'
}

def ext( mail )
  CTYPE_TO_EXT[mail.content_type] || 'txt'
end

main
$ cat mai.txt|ruby receive3.rb

これで、1.jpg, 2.png のようなファイル名で添付ファイル保存されるので、これで何かしたかったら分かるように保存しておけばOK。

メールサーバに来たメールを解析するとき

メールサーバにメールが届いたらそれをトリガーにして エイリアス作って渡してあげます。トリガーのひきかたは、省略。
/etc/aliases に以下のように記述して、 chihaya@ に来たメールを引数で渡すようにします。

chihaya: "|/usr/bin/ruby  /home/chihaya/receive3.rb"

あとは STDIN.read で標準入力を読んで処理すれば大丈夫。解析後のデータを使ってお好きなように。

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