サービスの普及理論 vol.1

 情報とは、あるだけで有益なものではなくて、知って使うことで初めて価値が生まれる。例えば広告は、その情報をうまく流すための手段といえる。さて、何が言いたいのかというと、サービスはどのように普及するのかということである。ネットにおいて、様々なサービスそれ自体に興味はもちろんあるのだが、それ以上にそのサービス自体がどのように普及したのかということにもっと興味がある。どんなにサービスが良くてもそれが普及しなければ意味がないわけだ。

 例えばIT系に詳しい人がいて、その人が色んな情報をもってきてそれが知り合いに伝わってという感じに広まるのなら分かるが、ネットに疎い人にも広げるには、ただサービスをやっているだけではもちろんダメなわけだ。

 例えば、ネット通販をみてみても、それがなぜ流行ったのだろう?と考えてみる。昔はネット自体が信頼できるものではなかったから、みんな恐れてネットでものを買おうなんて思わなかった。しかし、今ではネット通販したことない人のほうが少ないくらいネット通販なんて当たり前のものになっている。サービス事態はそこまで変化したとは思わないのに、なぜここまで流行るようになったのか?それには何らかのきっかけがあったはずだ。ぼくはそこに非常に興味がある。

 さて、これからしばらくかけていかにして普及させるか?ということについて調べていこうと思う。

 まず、「キラーアプリケーション」「キラーコンテンツ」という言葉をご存知だろうか?これは、決して危険なアプリ・コンテンツという意味ではないよ。ある物を流行らせるきっかけになるもののことを言う。キラーアプリケーションの例をあげると、大昔に表計算ソフトが生まれて、これのおかげで仕事の効率があがる!と思った人々は表計算ソフトを買うためにPCを買った。これはつまり、表計算ソフトがきっかけでPCを買う人が増えた。つまり表計算ソフトがキラーアプリケーションになった。ということが出来る。最近だと、さらにPCが普及することになったインターネットが思い浮かぶが、この場合は、ネットがキラーコンテンツということになる。また、ネットが普及する原因になったメールやネットサーフィンをするための、メールソフトやブラウザがキラーアプリケーションといえるのだ。

 こう考えると、いまとなっては利用者は減ったが、一時期流行った Napster、WinMX、Winny などのアプリケーションは、MP3を初めとする音声や映像圧縮関連のソフト促進のキラーアプリケーションとなった感はある。まぁ、それはどっちが先かはわからんがナ。MP3を初めとする音声や映像圧縮関連のソフトがNapster、WinMX、Winny などの促進のキラーアプリケーションとなった。という感もあるか・・・^^;

 まぁ、とりあえず1回目なのでこの辺で。あとは、ネットや携帯関係の普及、オフラインのサービスのオンライン化への応用、などを調べて、ネットにとどまらずに結局「普及」というキーワードに何が共通しているかを考えていこうと思いまふ。

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